by @suuminbot
🎄
2024年12月07日
こんにちは!10X在籍4年目のsuuminこと日比谷です。
この記事は10X アドベントカレンダー 2024の7日目の記事になります。昨日の記事はデータサイエンティストの谷口さんによる、「11年目のデータサイエンティストが仕事のときに意識していること」という記事でした。
このブログを更新するのがとんでもなく久々になってしまいました。色々変化はあったけど、元気にやっています。
10Xに入社したのは2021年2月。早いもので、気づいたら入社から3年9ヶ月が経過していました。2020年の12月ごろには選考を兼ねた業務委託をしていたので、10Xと関わりはじめて4年ほど。
2020年の転職活動時に思い描いていた期待はその後どうだったのか、この4年の思い出の写真とともに振り返ってみます。
Accountingの葛西さんのご自宅で開催されたラーメン会。葛西さんが作ってくれた鶏白湯ラーメンは、お店で出てくるような超本格的ラーメンだった…!(2024.07)
転職活動をしていた2020年当時、私はUIデザイナー7年目。当時在籍していたFundsは創業期から1人目デザイナーとして関わり、サービスの立ち上げ・運営に全てを注いだプロダクトだったので思い入れも深かったです。当時、次のキャリアに求めていた機会は次のような項目でした。
それまでのキャリアでも何度か新規サービス立ち上げはしたことがありました。特に前職のFundsではデプスインタビューなどの定性調査やプロトタイピング、デザインシステムの構築、ユーザビリティテストでの検証など「課題の発見」から「ソリューションの実現化」までを試行錯誤しながら行っていました。そのため、自分の中での「こうやったら成果が出そう」という勘所が見えている状態でした。
一方、グロースフェーズのプロダクト改善については過去何度か関わったことがあったものの、もっとどっぷり改善フェーズに浸かり、定量・定性両面から課題発見と改善のサイクルを回していきたいと強く願っていました。
Fundsに関わっていた3年半、デザイナーが組織に自分しかいない状態で働いていたので、デザイナーとしての専門性を持った仲間からのデザインレビューや、インプットの相互共有をとーっても渇望していました。
フルタイムでデザイナーがいる、もしくは増やしていきたいという意向を持った組織で、同僚のデザイナーと切磋琢磨していきたいと思っていました。
その他、次のような点も掲げていました。
20代の間、自分は常に自己否定を繰り返していて、何をしても「自分は何もできない」と思っていました。(インポスター症候群だったと思います。)マネージャーとして働く姿は全く想像しておらず、
…というマインドが強かったです。
2022年生まれベビー(キッズ)の会でピクニックやお花見をしている。一番右がうちの子です。(2023.10)
入社した当時、Stailerは既に某大手ネットスーパーのアプリを提供していて、社内ではその改善活動をされている方も複数いらっしゃったと記憶しています。一方、事業としては一般のお客様が使うモバイルアプリだけではなく、ネットスーパーを立ち上げ・運営するための業務システムも提供しようとしているタイミングで、入社後1,2年はとにかくStailerに新しい「ピース」を追加するための新規プロダクト・新規機能のデザインを行ってました。
新機能追加の波が落ち着いたあと、特に育休から復帰後は、もともと期待していようなTHE・サービス改善!なイシューにPdM、デザイナー、エンジニア、アナリストと取り組むことができました。でも全くやりきった感はないしもっとやりたいので、今後そういったフェーズがまた巡ってくることを楽しみにしています。
(ここ半年は新規事業の立ち上げでまた新しいプロダクトを作っています 😂 💪)
maasaさん、mioさんに会いに札幌へ。大通公園のビアガーデンでビールを飲んだ。(2023.08)
Goodpatch時代の同期入社で、UXリサーチもUIもゴリゴリできるmaasaさん(@i_maasa)を会社にお誘いし入社してもらいました。また、私が産休・育休の間にmaasaさんが優秀なプロダクトデザイナーを2名採用してくれてフルタイムのチームを4名まで拡大してくれていました。また、この4年間に副業・業務委託で様々な優秀なデザイナーの方と協業する機会がありました。
プロダクトデザインの領域は幅広いから、自分とは違う視点・経験・専門性を持ったデザインチームの存在は本当にありがたくて、とても心強い気持ちでした。
色々あって、そのデザイナーの仲間は現在みんな別の環境で活躍されています。現在10Xのデザイナーはフルタイムで私1名と、業務委託でGoodpatch時代の同僚・zukky1名という体制でやっています。zukkyは数年間ずっとプロダクトデザインからコミュニケーションデザインまで圧倒的クオリティでサポートしてくれていて、本当に感謝しています。
一旦この状況をなんとか今の体制で切り抜けるよう頑張ろうか…とも思っていましたが、いやいや、事業の価値の源泉の1つはUXにあるし、プロダクト開発プロセスをデザインの専門性を持ってリードするメンバーが必要だ!と思い、プロダクトデザイナーのポジションを募集再開させてもらうことにしました。前とは違う形になりますが、またチームを作れそうなことを楽しみにしています。
StailerはBtoBtoCのサービスで、業務側のプロダクト(toB)と一般のお客様が使うネットスーパー(toC)を提供しています。どちらかというと私はtoB側のプロダクト開発に従事することが多い気がしてますが、どちらを改善しても一般のお客様にとってのサービス改善・品質向上に繋がります。直接toC側を改善するのはもちろん楽しいですが、toB側のプロダクトを改善するのも楽しいです。
また、ネットスーパーというサービスは一般のお客様にとっての生活インフラであり、あらゆる方―高齢の方や視覚障害者の方にとっても使いやすいサービスであれ、という観点を強く持つようになりました。特にスクリーンリーダー対応に伴う視覚障害者の方とのユーザビリティテストや、一連のインプットはとても学びが多かったです。
SWEのmiyakeさんが部長のボルダリング部の活動。最近よく参加させてもらっている。(2024.11)
みんなシゴデキなのはもちろんなのですが、一緒にいて楽しい方が多く、仲間に恵まれてるなーと感じます。
このブログを書くにあたってはっきりと分かったんですが、4年前の転職当時〜入社後にも強く思っていた「自分は何も出来ない」という自己否定の気持ちがもうすっかりないことに気づきました。
スキルセットとしてまだまだ出来ないことはたくさんあるし「もっとこういうことできるようになりたい」という気持ちは全然ありますが、自分ができること・過去の経験を肯定し、1人のプロダクトデザイナーとして事業に貢献できる、という自信を持てています。
なんでだろう?と考えたのですが思いついたのは次の3点でした。
九州在住メンバーの飲み会が開催されるということで福岡へ。jさんに教えてもらったラーメン(豚そば月や)が美味しくてまた食べたい(2024.03)
大きなテーマで言うとざっくり次の3つかなぁと思っています。
今私が果たさねばならない役割を全うし、Stailerはここまで事業成長できたしそれに貢献した、と胸を張って言いたいです。
つい先日、CXチームのみんなで打ち上げをするということでゲスト参加しました。このチームの打ち上げ会場はだいたいサイゼか鳥貴族です。(2024.12)
UXの良さが価値の一つであると信じているので、これをさらに維持・向上させるためにそのミッションを持ったチームに参加し、活発に活動していけたらいいなーと思っています。
metalunkさん(@metalunk)と取り組んでいたCXチームはまさにこれだったけど、私が新規事業側にフルコミットすることになり今はデザイナーが不在の状況です。
また、今は状況的に自分がプレイヤーとして成果を上げることを求められているので引き続き必死に手を動かしてますが、状況が変わるのであればむしろより他のメンバーが活動しやすくなる・成果を出すことに集中できる環境づくりをしたいし、それを対外的に発信するための活動もしたいです。
アクセシビリティを高め、あらゆる人がサービスを利用できるためのデザインの実現をもっと推し進めていきたいです。
例えば、今のプロダクトでは高齢者の方にとってより使いやすいサービスの形とは?というのは全く取り組めておらず、いつか機会があったらチャレンジしたいです。
過去イチ赤裸々に自己認識を開示したブログになりました😂 でも、4年という区切りに前回の転職活動と現職でのこれまでの活動を振り返ることができてとても良かったです。 もし少しでも共感することがあったら、Xなどでコメントもらえると嬉しいです。
明日はアナリティクスエンジニア・水谷さんによる記事が投稿されます!お楽しみに🎄